アスベストとは
アスベストとは、天然にできた鉱物繊維で、「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
アスベストは、耐熱性・電気絶縁性・保温性に優れているので、断熱材・電気絶縁材などに使われてきましたが、長期にわたって吸い込むと肺がんや悪性中皮腫を引き起こすことが問題となり、日本では1975年に吹き付けアスベストの使用が禁止されています。
石綿は、あること自体が問題なのではなく、飛び散ることや吸い込むことが問題なのです。
アスベストによる労働災害
2005年8月に公表された経済産業省の「アスベスト製造企業の健康被害に関する実態調査」によると、健康被害者は約550人にも上り、このうち約450人はがんの一種である中皮腫やじん肺で死亡しています。
死亡した方のほとんどは、アスベスト製造工場の粉塵のなかで長期間働いてきた人たちでした。アスベストの製造が禁止された現在の日本ではこの問題はなくなりましたが、現在の建物の中に大量に含まれているアスベストを、建物の解体時に作業員が吸い込む危険性は非常に高いです。
